懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






三菱 1953 ジープ(J3R・J20・J30・J32型)


 1953年に三菱がウィリス社のライセンスを受けて国内で製造を開始した「三菱ジープ」です。このカタログは1960年代のもので、当初J3型として左ハンドルだったものが、J3R型として1961年以降、右ハンドルとなったものです。
 「三菱ジープ」、男のクルマですね。スーパーカー、スポーツカーも男の子の憧れですが、このジープも同じく男の子の憧れです。1953年に製造開始してから、1998年に製造終了するまで、実に45年間に亘り、スタイルの変更なく造り続けられました。私は大抵の国産車ならだいたい製造年が分かるのですが、このジープだけはよく分かりません。
 さて45年もの間造り続けられた三菱ジープはある意味で三菱のイメージリーダーです。この垂直に立ったフロントマスク、どことなく三菱伝統の「逆スラントノーズ」に見えなくもありません。そういえば三菱はリコール隠し問題で危機に陥った後、ランエボ]とギャランフォルティスを出しました。どちらも三菱らしくてすばらしい車だと思います。やっぱり三菱車たるもの、ちょっと無骨な「男」を感じさせる雰囲気を持っていなくては「らしく」ありません。危機に陥り、きっと「三菱らしさ」とは何かを改めて考え直したのでしょう。現在の不況で当然三菱も苦戦していますが、フォルティス・スポーツバックなんてとてもすばらしいクルマだと思いますから自信を持っていいと思います。
 1998年、ジープ生産終了が決定された時、私は真剣に購入を考えました。ラストモデルのカタログもディーラーでいただいた記憶があります。倉庫のどこかにあると思いますので、見つかったらまたジープの記事を書きたいと思います。

三菱ジープ J3型・ガソリン
全長×全幅×全高 : 3390×1665×1890mm
ホイールベース : 2032mm
車両重量 : 1085kg
最高速度 : 95km/h
エンジン : 直4Fヘッド 2199cc 76PS











































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