懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






マツダB360(KBDA33)


 1961年にマツダから発売されたB360です。61年の発売当初はR360クーペと同じVツインエンジンを搭載していましたが、63年にはキャロルと同じ直4エンジンに変更となりました。その後68年まで生産が続けられ、以降はポーター、ポーターキャブへバトンを渡すことになります。
 さてマツダといえばアルミエンジンのことを『白いエンジン』と呼び、この時代のカタログには必ずエンジン性能に関する記述が詳しくあったものなのですが、B360の後継であるポーターキャブは、排気量が550ccとなってからは三菱製エンジンを積むようになります。そして20年にわたりフルモデルチェンジをすることなくポーターキャブを生産した後は、スズキの軽トラ・キャリイをスクラムという名前で販売することになります。つまり現在はマツダ製軽トラックは存在しません。
 三輪トラック『マツダ号』から自動車生産をスタートした会社なのですが、軽トラックにはあまり積極的ではないようですね。
 個人的にはマツダの起源でもある軽トラック製造をぜひ復活していただき、『平成のマツダ号』を誕生させてもらいたいものです。どうせCMキャラクターに劇団ひとりさんを使うのなら、ビアンテではなくマツダ製新型軽トラックに乗っていただき、『マツダの軽トラ、サイコー』と言っていただいたほうが効果的な気がするんですが・・・。
 現状ではビアンテのセールスポイントである広々としたスペースには大沢親分が怖い顔で乗られているような気がしてなりません。


マツダB360(KBDA33)
全長×全幅×全高 : 2995×1295×1470mm
ホイールベース : 1990mm
車両重量 : 575kg
最高速度 : 79km/h
エンジン : 直4OHV 358cc 20PS



(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)








★ご注意★
このサイトは個人の範囲で楽しむことを目的として作られております。
記載された内容は各メーカーには一切関係ございませんので、メーカーへのお問い合わせはお控えください。
またカタログの著作権は各メーカーに帰属します。
サイト内容に関する問い合わせは kuruma_maniacs■yahoo.co.jp(■はアットマーク) へお願い致します。