懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






スバル 1961 初代サンバー


 1961年にスバルから発売された初代サンバーです。初代からずっとリアエンジン・リア駆動を基本としていますので、『農道のポルシェ』といわれている軽トラです。スバル360の開発と同じ方が主任技術者を務めたため、この初代サンバーもとても愛嬌のあるスタイルをしていますね。
 さて、サンバーといえば『赤帽トラック』です。ご存知の方も多いと思いますが、赤帽で使われているサンバーは耐久性を強化した特殊仕様、20万キロまでオーバーホール不要で使用可能なスーパー軽トラックです。赤帽側の厳しい要求に唯一真摯に向き合ったスバルが一生懸命開発した自信作で、過酷な業務をこなす赤帽ドライバーからの信頼を勝ち得ました。そのため、赤帽で使われている軽トラはスバル・サンバーのみです。
 サンバーに限らず軽トラックというのは田舎でも都会でも一番身近な貨物車なのですが、意外なことに運転していてとても楽しいのです。非力なエンジンなのでスピードは出ませんが、遮音効果がほとんど考慮されていないため、スピード感はとてもあります。3リッタークラスの乗用車ではとてもゆっくりに感じられる時速60キロ程度の幹線道路巡航でも、軽トラなら高速道路を走っているような緊張感を味わえます。
 ご自身のクルマに飽きが来たら、レンタカー等で一日軽トラを運転してみると、愛車の魅力が再発見できるかもしれません。ひょっとしたら軽トラの魅力に惹きつけられて愛車のほうを手放してしまうかもしれませんが。

サンバー・トラック
全長×全幅×全高 : 2990×1300×1520mm
ホイールベース : 1670mm
車両重量 : 425kg
最高速度 80km/h
エンジン : 空冷2サイクル2気筒 356cc 18PS




























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