懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






トヨタ 1965 コロナ・ハードトップ(RT50型)


 1964年に発売された3代目コロナ(RT40型)のハードトップ版として1965年に発売された、トヨペット・コロナハードトップ(RT50型)です。アローラインと呼ばれた直線基調できりりと引き締まったボディは今見てもかっこいいと思います。さてこのコロナハードトップ、スポーツモデルとして1600Sがラインナップされているのですが、それが後にサーキットでスカイラインGTを脅かす存在となるトヨタ1600GTへと発展していくのです。1600Sのエンジンは90PSの高性能タイプなのですが、それをベースにヤマハがDOHC化すると110PSの超高性能エンジンになっちゃうんですね。そう、ヤマハのDOHCといえばあのトヨタ2000GTのエンジンと同じ系統といえばわかりやすいでしょうか。そんな高性能エンジンがちっちゃな車体に載っかっているのですから速いこともうなづけますね。
 話は変わりますが、現在のトヨタのラインナップにはこういういかにも運転して楽しそうだという小さな車がありませんね。レクサスISFやクラウンアスリート、マークXといった高級車では走りを意識した車種があるものの、そんな車は若者には買えません。若者が車離れしているから若者向けがないのか、若者が欲しがる車がないから若者が車離れするのかはわかりませんが、300万、400万、レクサスにいたっては800万もする車でないと走りについて語れない車ばかり造っていては若者が車を欲しがらないはずです。かつてのレビン、トレノ、スターレットターボのような車が安価で発売されることを期待しています。


コロナ・ハードトップ1600S(RT51)
全長×全幅×全高 : 4125×1565×1375mm
ホイールベース : 2420mm
車両重量 : 980kg
最高速度 : 160km/h
エンジン : 直4OHV 1587cc 90PS


































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