懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






マツダ ファミリア・ロータリークーペ(M10A型)



 1968年にマツダから発売されたファミリア・ロータリークーペ(M10A型)です。マツダという会社は現在もクルマ好きが心ときめく車を造ってくれるメーカーですが、40年前でもまったく同じようですね。ご存知のようにロータリー搭載車を今も市販しているのはマツダだけ。RX-8開発に関する苦労話はNHKのプロジェクトXでも放送されましたからご覧になった方も多いと思います。
 さてこのファミリア・ロータリークーペですが、このクルマは簡単に言うと2代目ファミリアの車体にあのコスモ・スポーツのエンジンを載っけたもの。エンジンは多少デチューンされているものの強力なエンジンですので、車体がエンジンに追いついていないと当時評されていました。排気量こそ491cc×2でも出力は当時の2000ccクラスだったそうです。
 マツダのクルマ造りにおいて、こういう発想は今も昔も変わりませんね。現在ではマツダスピード・アクセラがそうです。あの巨体のMPVすら豪快に加速させてしまうターボエンジンをアクセラの車体に載っけてしまうんですものね。これからもファミリア・ロータリークーペやマツダスピード・アクセラのような、ちょっと茶目っ気のあるクルマを作り続けて欲しいものです。
 話は変わりますが、将来を考えると環境性能を無視することができません。現状ではハイブリットやプラグイン・ハイブリット、そして電気自動車という流れが大勢を占めているようですが、そんな中で唯一マツダは水素ロータリーで頑張っています。好きなメーカーなので応援はしているのですが、孤軍奮闘というのはなかなか厳しいのでは?

ファミリア・ロータリークーペ(M10A型)
全長×全幅×全高 : 3830×1480×1345mm
ホイールベース : 2260mm
車両重量 : 805kg
最高速度 : 180km/h
エンジン : 10A型2ロータリー 491cc×2 100PS



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