懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






日産 1971 セドリック(230型) その2


 1971年に発売された日産の3代目セドリック(230型)です。セドリックが3代目の230型にモデルチェンジするにあたり、グロリアも同時に4代目となり、この代からセドリックとグロリアが共通の車体となりました。これ以後ずっとセド・グロと呼ばれることになるのです。
 この230型セドリックが宿敵クラウンを破った唯一のモデルです。クラウンのデザインがまずかったという言い方が一般的ですが、逆にセドリックのデザインが良かったという言い方ももちろんありだと思います。もし230型が先代130型同様にピニンファリーナ尻下がりデザインを続けていたら、まずい物同士の選択ということになり、やっぱりクラウンが勝っていたかもしれませんね。
 「尻下がり」といえば、この230型セドリックも下がっていることは下がっています。でも410ブルーバードや130セドリックのように下がり一辺倒ではなく、下がる前に一度上がっています。そう、ちょうど腹這いになったナイスバディの女性のお尻のような感じですね。車に限らず魅力的なデザインというのはセクシーさを伴っているということをこのセドリックを見ると改めて実感します。

セドリック・4ドアセダン2600GX
全長×全幅×全高 : 4690×1690×1455mm
ホイールベース : 2690mm
車両重量 : 1360kg
最高速度 : 180km/h
エンジン : 直6OHC 2565cc 140PS




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