懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






スズキ 1976 ジムニー55(SJ10型)




 1976年に発売されたスズキ・ジムニー55(SJ10型)です。スズキ・ジムニーはホープ自動車が1968年に発売した「ホープスター」の製造権をスズキが譲り受け、1970年に軽規格4輪駆動車として発売したものです。その名の通り、ジープを縮小した「ジープミニ」なので走破性には定評があり、軽量な車体ゆえトライアル競技御用達車両となりました。
 このSJ10型ジムニーは360ccから550ccへ軽自動車規格が変更になったことによりモデルチェンジされた車体です。スズキ・ジムニーという車、初代誕生時から現在に至るまでほとんど性格が変わっていない数少ない車のひとつです。660ccとなり安全性の観点から大型化した現在の軽自動車規格の中にあっても軸にブレがありません。それゆえに熱狂的なマニアが多数存在する名車となっています。
 大型車のように有り余るパワーによって車を動かすのではなく、小さなエンジンの限られた出力を最大限に活かしながら、軽量で小回りの利く車体を己が持つ全てのテクニックを駆使して導いていく醍醐味は一度味わったらなかなか忘れられません。
 このような硬派で楽しい車をいつまでも世に出し続けて欲しいと願う今日この頃です。

スズキ・ジムニー55(SJ10F)
全長×全幅×全高 : 3170×1395×1845mm
ホイールベース : 1930mm
車両重量 : 680kg
エンジン : 2スト3気筒 539cc 26PS
























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