懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






三菱 1978 ミラージュ(A15♯型)


 1978年に発売された三菱初のFF車、ミラージュ(A15♯型)です。直線基調のデザインもカッコよくて素敵ですが、この車の魅力はなんと言ってもトランスミッションです。「スーパーシフト」と呼ばれる副変速機付きの4速MTが搭載されていました。四駆のRVや軽トラではおなじみの副変速機ですが、通常4Hと4Lは停車して切り替えなくてはなりません。しかしこのFF車、ミラージュの副変速機は通常走行時でも4MTの操作と同様、クラッチを踏んでチェンジレバーを操作するだけで切り替えられます。
 つまりこのミラージュは前進8速、後進2速のマニュアル車なのです。マウンテンバイクやロードレーサーなど、スポーツ用自転車の変速と同じような感覚ですね。さすがハイテク車が得意な三菱です。
 さてミラージュは1.6リッターのスポーツモデルも後々までラインナップに加えられ、コンパクト・ホットハッチの一台として走り好きな人間から支持されていました。ジムカーナ大会では必ずといっていいほど出場していた車ですね。そんなミラージュも2002年にはミラージュシリーズの突然変異であるディンゴが生産終了となり、三菱のラインナップから消えてしまいました。
 カタログ写真でミラージュと超音速旅客機コンコルドのツーショットがありますが、このコンコルドもミラージュ生産終了の後を追って2003年に営業運行を終了しました。時代の流れを感じますね。(注:コンコルドの営業運行終了とミラージュの生産終了はもちろん何の関係もありません。)

ミラージュ2ドアハッチバック:1400GL(A152A型)
全長×全幅×全高 : 3790×1585×1350mm
ホイールベース : 2300mm
車両重量 : 775kg
エンジン 直4OHC 1410cc 82PS

















































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