懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






マツダ 1982 カペラ(GC型)


 1982年にマツダから発売された4代目カペラ(GC型)です。“たまらなく、テイスティ”な“瞬速、FFスポーツ”と呼ばれていたように、この代からカペラもFFとなりました。マツダは前々年に発売されたFFの赤いファミリアでカー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、トヨタ・ソアラをはさんで、このGC型カペラでもまた獲得しましたから、各社がFF化を進める中で、マツダのFF化は快進撃を続けていたといっても過言ではありませんね。もっとも、その後2005年の現行ロードスターまで、マツダがカー・オブ・ザ・イヤーを獲得することはありませんでしたが・・・。

 さて、この4代目カペラ、イメージキャラクターに超大物のアラン・ドロン氏を起用し、工場まで新設して取り組んだことからもわかるように、マツダとしてはかなり気合の入ったクルマでした。実際に、派手さはないものの、すっきりしたデザインで、同時期にFF化されたトヨタ・カムリや日産・スタンザ等よりも洗練度が一段高かったような気がします。個人的には、このカタログには載っていませんが、後に追加された5ドアハッチがとても好きでした。

 この4代目カペラのカタログ、マツダファンやクルマ好き、またアラン・ドロン氏のファンにもオススメの1冊なのですが、注意深く読んでいくと、とても良いことが書かれています。

 以下、マグナムエンジン解説ページからの抜粋

・・・・多くの自動車広告では、「低燃費」で「軽量コンパクト」なエンジンがさかんにうたわれますが、それらは現代のクルマにとって当然の前提にすぎません。そこに「運転の楽しさ」が加わってこそ、初めてクルマの魅力が成立します。思いのままにキビキビ走る・・・それにはエンジンが「速く」なければなりません。・・・・

 今から30年近く前のカタログに書かれていたこととはいえ、この文章は現在のカタログでもそのまま使えますね。マグナムエンジンの30年後に世に出されることとなるSKYエンジンはいったいどんなエンジンなんでしょうね。前評判がとても高いのでちょっと心配ですが、試乗の機会がとても楽しみです。
 もしかしたら、SKYACTIVの解説ページには上記の文章がそのまま使われていたりして・・・。

カペラ・4ドアセダン・SG-X(GC8P型)
全長×全幅×全高 : 4430×1690×1395mm
ホイールベース : 2510mm
車両重量 : 995kg
エンジン : 直4OHC 1789cc 100PS

(2011年2月20日記)




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