懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






トヨタ 1982 カムリ(SV10/11/12型)


 1982年にトヨタから発売された2代目カムリ(SV10/11/12型)です。初代は1980年に登場したセリカカムリでしたが、あちらはカリーナの姉妹車でFR車でした。現在世界中で販売されているFFサルーンの世界戦略車としての実質的な初代は、型式からも明らかなようにこの2代目カムリですね。

 さて、この2代目カムリ、カタログでも『新しい、大きなカムリ』、『長距離クルージングサルーン 大きなカムリ』と紹介されているように、そのコンセプトがとても明快なクルマです。カムリは途中で2代ほど国内専用車が用意された時期がありましたが、グローバルモデルとしてのカムリはずっとこの路線で進んできました。

 この単純明快なコンセプトが米国を始めとする世界中で受け、今や世界8カ国9工場で生産され、100カ国以上で販売されているトヨタの基幹車種となっています。米国では現時点で11年連続の販売台数No.1。そんな輝かしい栄光も、この『新しい、大きなカムリ』からスタートしたんだと考えると、カムリが歩んできた道は成功パターンの王道なのかもしれませんね。

 ということは、きっとこのカムリが歩んできた道は様々な新興自動車メーカーから徹底的に研究されていると思います。このカタログに記載されているキャッチフレーズの数々、『大きなカムリ、長距離クルージングサルーン、もっと遠くへ、もっと快適に。もっと豪華に。もっと楽しく。もっとエコノミーに。もっと力強く。』を煮詰めていけばベストセラーになるわけですからね。

 追う立場から追われる立場になったカムリ、私にとっては「大きすぎる」のでマイカーにすることはないと思いますが、世界の潮流を感じる対象としてこのクルマのこれからに注目していくことはとても面白そうですね。

カムリ・ZXツインカム(SV12型)
全長×全幅×全高 : 4435×1690×1395mm
ホイールベース : 2600mm
車両重量 : 1080kg
エンジン : 直4DOHC 1998cc 160PS

(2013年1月22日)




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