懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






ホンダ 1983 シビック(AG/AH/AT/AJ/AK/AU/AR型)


 1983年にホンダから発売された3代目シビック(AG/AH/AT/AJ/AK/AU/AR型)、通称『ワンダーシビック』です。3ドアハッチと4ドアセダン、そして5ドアワゴンのシャトルと、3つのボディタイプが用意されており、「シビック」と一口に言ってもそれぞれに個性があって魅力的ですね。個人的にはやっぱり3ドアハッチが最もシビックらしくて好きでした。

 さて、このワンダーシビック、モデル途中で1.6リッターのDOHCエンジンを搭載した「Si」なるグレードが追加され、ツーリングカーレースで大活躍するようになりました。同時期に出ていたバラードスポーツCR-Xと合わせ、走りのイメージが定着したシビックはこの代からですね。
 実際、Siはよく走りました。135PSの1.6リッターDOHCエンジンといっても今の感覚ではそれほどハイパワーエンジンではありませんが、なんといっても車重が900kgほどしかありません。パワーウェイトレシオから考えると、現在の200PS級のクルマと同じなんですね。きっと当時、このシビックで無謀な運転をして危ない目に遭われた方も多かったことと思います。
 その点、私のアクセラはシビックSiより20PS以上少なくて車重は300kg以上重いですから、自然と安全運転ができてしまいます。人間、歳を取ると丸くなってしまうものですね。

 多くのクルマ好き、走り屋、ホンダファンを作ってきたシビックもフィット登場以降、販売台数は下降線を辿り、国内から「シビック」というクルマがなくなるかもしれないという状況となってしまいました。この件については報道も二転三転しているようなので一体どうなるんでしょうね。
 そんな中にあって、現在デトロイトで行われている北米国際自動車ショーでは「シビックSiコンセプト」と「シビックコンセプト」ということで次期シビックのクーペとセダンが発表されました。北米では今年の春からの販売が予定されているそうです。
 どちらもとてもカッコいいクルマのようですので、ぜひ国内でも販売して欲しいものですね。現行アコードはちょっと大きくなりすぎているので、シビックがなくなってしまうとちょうど良い大きさ(Cセグメント)のクルマがなくなってしまいます。フィットがいくら素晴らしいクルマだからといってもみんながフィットでは面白くないですからね。

シビック・3ドア・Si(AT型)
全長×全幅×全高 : 3810×1630×1340mm
ホイールベース : 2380mm
車両重量 : 890kg
エンジン : 直4DOHC 1590cc 135PS

(2011年1月12日記)




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