懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






三菱 1983 シャリオ(D02/3/5/8W型)


 1983年に三菱から発売された初代シャリオ(D02/3/5/8型)です。トレディアのシャシーを流用して造られた3列シートのRVで、パッと見の印象は着膨れした初代ミラージュのようなクルマでした。その成り立ちからも明らかなように、現在でもたまに見かける後のシャリオ・グランディスよりも一回り小さなクルマでしたね。

 さて、この初代シャリオ、前年に発売された日産プレーリーとともに乗用車感覚ミニバンの先駆けとされていますね。プレーリーのほうが1年早く発売されていますが、シャリオは1979年にモーターショーで発表されていました。ちょうどこんなタイプのクルマが世に出る時期だったんでしょうね。30年前の当時では画期的であった乗用車の車体をストレッチして3列ミニバンにするというこの手法も、初代オデッセイを初め同様の手法で大ヒットした数々のクルマ達により現在ではごく普通の存在となり、街にはこの流れを汲む形状のクルマが溢れています。HVもEVも画期的であったものが一般的となり、着せ替え自動車や自動運転車も世に出ようとしています。クルマの世界において、だんだん“画期的”の余地が少なくなってしまうのかもしれませんね。

 それが理由かどうかはわかりませんが、本日付(12月30日)の中日新聞の一面はトヨタが開発しているリハビリ支援ロボットに関する記事でした。何でも2015年に発売予定で、将来的には医療・介護分野での支援ロボットを自動車に次ぐ中心事業に育てたいとのこと。車輪が付いているかどうかに関わらず、“移動の足”という点ではとても筋が通っていますね。うちも介護で苦労した時期がありましたので、これらの技術の動向にはとても興味があります。介護する側も大変ですが、やがて私自身が介護される側になるでしょうから、その時には“自分の足”ぐらい確保しておきたいですものね。

 現在、自動車業界は一時期の危機的状況を脱し、かなり元気になってきているようです。魅力的な新型車も各社から発売され、納期が何ヶ月待ち、という車種もちょくちょく見かけるようになりました。クルマが世の中で必要とされなくなるような時代はそうそう来ないと思いますから、各メーカーには今以上に魅力的な新型車をどんどん世に出してほしいと思います。同時に、クルマ生産で培った技術を応用してクルマ以外の“画期的な足”もどんどん世に出して欲しいですね。

 ちなみに私の知人に、初代シャリオに今も乗られている方がいます。ボディに艶はほとんどありませんが、現在も普通に走っているようです。便利だけどなくてもあまり困らない“画期的”と、ないと困る“画期的”、クルマの世界では徐々に前者が増えてきているので、各社とも後者への移行を模索しているのかもしれませんね。

シャリオ・MT(D08W型)
全長×全幅×全高 : 4445×1640×1570mm
ホイールベース : 2630mm
車両重量 : 1230kg
エンジン : 直4OHC 1997cc 110PS

(2013年12月30日)



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