懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版) |
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1984 トヨタ スターレット(EP71/NP70型) |
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1984年にトヨタから発売された3代目スターレット(EP71/NP70型)です。トヨタのボトムレンジを担うスターレットもこの代からカローラ等と同様にFFとなりました。3代目には100PSオーバーのターボエンジンが搭載されたグレードも用意され、“かっとびスターレット”という愛称で走り屋の方々からも人気があったクルマでしたね。
さて、3代目スターレット、このカタログはモデル末期のものなので“辛口ターボ”というキャッチフレーズが記載されていますが、その言葉通り、本当に辛口なクルマでした。こういう“辛口”(じゃじゃ馬的?)が好きな方にはたまらないクルマなんでしょうが、個人的にはこのクルマは“中辛”ぐらいがちょうど良いのではないかと思っていました。まあそう考える方はノンターボのグレードを選べば良いだけですから、辛口も中辛も甘口も用意してくれていた当時のトヨタはある意味、とても良心的でしたね。
この“辛口ターボ”、当時近所のガソリンスタンドの息子さんが乗られていました。スタンドへ行くたびに、オーナーが苦い顔で、「また息子が事故を起こした」と何度も愚痴をこぼしていたことを覚えています。スタンドの隣に住居もありましたから、常に生傷の絶えない“辛口ターボ”をよく見ていました。
最初のうちは板金修理をしていたようですが、そのうちに素人タッチアップだけの修理となり、最後にはガードレールの白と思われる白いラインもそのままで、どこにこすったのか容易に想像できそうな様々な傷を勲章の如く近所に披露していました。
オーナーはいつも「スターレットが走りすぎるから」と愚痴をこぼしていましたが、息子さんのスターレットを見るたびに、「これはスターレットの性能が問題なのではなく、息子さんの性格か運転技術に問題があるのでは?」と思っていました。(もちろん思っただけで、口には出していません)
あれから四半世紀が過ぎ、現在そのガソリンスタンドは営業していません。息子さんが亡くなったという話は聞いていませんので元気でおられると思いますが、同居はしていないようです。まだご健在のオーナーが乗られている軽がひっそりと停められた隣の住居を見るたびに、「やっぱりスターレットの性能ではなく息子さんの性格だろう」という思いと、当時の勲章だらけのスターレットを思い出します。
スターレット・3ドア・ターボS(EP71型)
全長×全幅×全高 : 3770×1600×1380mm
ホイールベース : 2300mm
車両重量 : 790kg
エンジン : 直4OHCターボ 1295cc 110PS
(2012年2月18日記)
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