懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






ダイハツ 1985 ミラ(L70V型)


 1985年にダイハツから発売された2代目ミラ(L70V型)です。スズキ・アルトとともに軽ボンバン人気を大いに盛り上げた軽自動車の代表的な車種でしたね。ハイトワゴンタイプの軽が主流を占める現在においてもミラやミラ・イース、ミラ・ココア等、その存在感は相変わらずですね。

 さて、この2代目ミラ、当時これに乗っていた会社の同僚から引越しを手伝ってほしいと頼まれたので彼のアパートを訪ねたら、なんと引越しをこのミラで行うと言われて驚いたことがあります。彼によると一度では荷物を運べないから二往復する予定だとのこと。

 千葉から横浜まで、後ろがまったく見えない荷物満載状態での首都高ドライブは助手席に乗っていても生きた心地がしませんでした。とはいえこのミラ、1.3BOXと呼ばれる小さなエンジンルームと直立したリアハッチスタイルのおかげで小さなクルマにも関わらず室内はかなり広く、その積載能力はなかなかのものでした。

 当時の大きなデスクトップパソコンやブラウン管モニタから本棚、布団に至るまで、何でもかんでも詰め込んで千葉・横浜間を二往復、ベッドなどの大型家具さえなければ軽のボンバンも結構使えるなと感心したものです。

 今流行のハイトワゴンタイプはきっとさらに積載能力が高いと思いますので、人気が出るのも納得ですね。おまけに現在の軽は一回り大きくなったうえに装備も充実、そのぶん価格も充実している点は痛し痒しといったところですが、維持費の面からも、軽人気はしばらく続きそうですね。

 『ガラ軽』と言われている日本の軽自動車ですが、その技術を生かして各社新興国市場へ安価な小型車を投入しているようです。1台のカブに4人乗ることが当たり前の国においては、日本の軽なら10人は乗れると思います。日本の優れた軽自動車用プラットフォームをベースとしてそれぞれの国向けの『ガラ軽』を展開するのも面白いかもしれませんね。

ミラ・3ドア・Type-C(L70V型)
全長×全幅×全高 : 3195×1395×1415mm
ホイールベース : 2250mm
車両重量 : 560kg
エンジン : 直3OHC 547cc 34PS

(2013年4月3日)




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