懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






日産 1986 バネットラルゴ(GC22型)


 1986年に日産から発売された2代目バネットラルゴ(GC22型)です。通産省のグッドデザイン商品に選定されただけあって、当時の典型的なワンボックスデザインにも関わらず精悍なワンボックスワゴンに見えてカッコいいですね。全長4360mmしかないのにこれだけの存在感があるのはデザインが優れていたからでしょうね。
 デザインだけではなく、インテリアもワンクラス上のキャラバンコーチに勝るとも劣らない雰囲気を醸し出しています。バブル期のクルマなのでキャラバン同様、高級スナックの店内のようなフカフカシートを様々にアレンジして、あんなことやこんなことを車内で楽しんだ方もきっと多かったことでしょう。

 さて、このバネットラルゴ、オーテックジャパンのオプションパーツがいくつか装備された“ウミボウズ”なる変な名称のグレードが販売されていました。このカタログにはウミボウズしか載っていませんが、後に“ヤマアラシ”という、これまた変な名称のグレードが追加されました。ウミボウズにプラスしてヤマアラシですから、この場合のヤマアラシは動物のヤマアラシではなく、妖怪の“山あらし”のほうだと思います。ワンクラス下のバネットには同じくオーテックの“KAPPA”がありましたから、この時期のオーテックバージョンは妖怪が多かったですね。

 それにしてもオーテックバージョンの“ウミボウズ・パーツ”の中に、「ウミボウズ・ステッカー」なるものが紹介されていますが、ウミボウズってこういう格好していたんですね。なんだかバーバーパパやオバQのように見えて、あまり自分のクルマには貼りたくないステッカーです。
 まあ妖怪ですから実際には存在しないと思われますが、川口浩探検隊&水曜スペシャル取材班なら実在するウミボウズを発見したかも知れませんね。このカタログは1987年に発行されたもの、川口隊長が癌で亡くなられたのも1987年。もしかしたら亡くなられる前にオーテックジャパンの担当者は川口隊長からウミボウズの真の姿を聞いていたのかもしれません。このステッカーのウミボウズって、いかにも川口浩探検隊が発見しそうな“本当に実在したウミボウズ!”みたいですものね。

バネットラルゴ・スーパーサルーン4WD(GNC22型)
全長×全幅×全高 : 4360×1690×1980mm
ホイールベース : 2350mm
車両重量 : 1600kg
エンジン : 直4OHC 1973cc 88PS




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