懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版) |
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トヨタ 1989 ハイラックスサーフ(N130型) |
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1989年にトヨタから発売された2代目ハイラックスサーフ(N130型)です。三菱パジェロとともにRVブームを牽引していた中心的な存在で、この型のハイラックスサーフはとてもよく売れていましたね。四輪駆動の走行性能が必要だからハイラックスサーフを購入した、という方ももちろん多かったと思いますが、当時は“流行っているから購入した”という方がずいぶん多かったような気がします。無骨でごついハイラックスサーフがデートカーのような位置付けになっていましたから、流行っていうのは面白いものですね。このカタログでも若い男女がいちゃついているカットがとてもたくさん出てきます。きっとメーカー自身もサーフをそのような存在として認識していたのでしょうね。
さて、私は趣味でラジコンヘリをたまに飛ばすのですが、ラジコンの飛行場というのはほとんどがかなりアクセスしにくい辺鄙な河原にあります。そんなこともあって、仲間の中にはこの型のハイラックスサーフに今も乗られている方を始め、この手の四駆に乗られている方が多いです。私のクルマだととても慎重にラインを選んで走らないと腹をこすってしまうような悪路でも、この手のクルマは何事もなかったかのように通過してしまいます。そんなシーンを見るたびにこういう四駆もいいなぁといつも思います。
しかし、辺鄙な河原ゆえ、四駆の悪路走破性を満喫するために来られる輩も少なからず存在していました。彼らは我々がテーブルの上にヘリや飛行機や工具箱や、はたまた弁当や飲み物を並べてラジコンを楽しんでいるすぐ近くで、クロカンごっこを始め、大量の土煙を我々に贈呈してくれます。その土煙が風に乗って堤防を越え、近隣の民家にまで降り注ぐことが頻繁に起こり、苦情が出てとうとうその場所への車両乗り入れが禁止され、ラジコン飛行場がひとつ消えたことが過去にありました。
小さな子供に長靴を履かせると、わざわざ水溜りの中を歩きたがるのと同じで、高い走破性を持つクルマを手に入れると、その性能を試したくなるんでしょうね。
かつてRVブームでパジェロやサーフ等が街に溢れていたときにはそのような輩も多く存在していましたが、現在は流行も沈静化し、この手のクルマが本当に好きでユーザーとなられている方が大部分だと思います。その証拠に、一世を風靡したハイラックスサーフも2009年にはランドクルーザープラドに吸収される形で国内市場から消滅してしまいました。
きっと現在クロカンごっこを楽しまれておられる方は、“クロカンをする場所”で同じ趣味の仲間とクロカンを楽しまれておられることと思います。にわかブームで街に大柄な四駆が溢れている状態よりは現在のほうがずっと好ましいですね。
ハイラックスサーフ・ワイドボデー・4ドア・SSR-X(N130型)
全長×全幅×全高 : 4640×1790×1755mm
ホイールベース : 2625mm
車両重量 : 1790kg
エンジン : V6OHC 2958cc 150PS
(2011年2月8日記)
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