懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






ホンダ 1990 レジェンド(KA7型)


 1990年にホンダから発売された2代目レジェンド(KA7型)です。1985年に登場した初代レジェンドはホンダ初の高級車として世に出され、クラウン・セドリックの層をターゲットにしていましたので、基本的には5ナンバー枠での高級車でした。しかしこの2代目はバブル期のシーマ現象の波に乗るべく最初から3ナンバー高級車として設計され、全長4940mmという堂々たる体躯で登場しました。

 さてこの2代目レジェンド、「ホンダが本気になって高級車を手がけたらこんなに立派なクルマができるんだぞ!」という意気込みを体現したような立派なクルマなのですが、この2代目が出た当時、なぜか初代に比べて印象が薄くなったような気がしました。“スーパー・レジェンド”という立派なキャッチフレーズと共に華々しくデビューしたにも関わらず、です。

 まあこれは私が個人的に感じていただけなので、多くの方々は異なる見解をお持ちだと承知の上でその理由を書くと、当時から現在に至るまで、ホンダのアコードクラス以上のクルマはデザインが似すぎているんですよね。大きさこそ違えど、顔立ちや雰囲気はそれぞれがそっくりです。そのうえ、当時はアスコットやビガー等といったアコードの姉妹車も数種類ありましたので、ホンダのクルマは近づいて名札を見ないと良くわかりませんでした。ちなみに現在も、アコード、インスパイア、レジェンドの判別を瞬時にできません。特にインスパイアとレジェンドは、大きさも同じですから近くで見てもよくわかりません。

 その点、初代が登場した1985年時点では、アコード及びその姉妹車はリトラクタブル・ヘッドライトでしたから、初代レジェンドの印象がはっきりと残ったのかもしれませんね。

 ところで、以前レジェンドが生産中止になるという報道を見た記憶があったのですが、あの話って、一体どうなったんでしょうね?あの報道が流れた後でもマイナーチェンジされ、現在もラインナップにあるみたいですので、誤報だったんでしょうかね。まあ私にはあんなに大きくて高価なクルマは縁がないのでどちらでも良いことですが・・・。

レジェンド・α(KA7型)
全長×全幅×全高 : 4940×1810×1405mm
ホイールベース : 2910mm
車両重量 : 1590kg
エンジン : V6SOHC 3206cc 215PS

(2012年4月6日記)




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