懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版) |
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日産 1990 アベニール(W10型) |
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1990年に日産から発売された初代アベニール(W10型)です。当時そこそこ人気があったプリメーラのワゴンに当たりますが、セダンの新しい方向性を感じさせていたプリメーラとは違って、なんだかいかにもライトバン然とした平凡なステーションワゴンでしたね。CMのキャッチコピーでも『スポーツカーの次に来るもの。』などといかにも新たな時代への提案を強調していましたが、スポーツカーの次に来るものが商用ライトバンもラインナップしているボディタイプのステーションワゴンだとちょっとがっかりですね。
さて、この初代アベニール、多くの方が上記のように思ったのかどうかはわかりませんが、後のマイナーチェンジ時にはワゴンモデルのみスタイルを大幅に変え、商用バンとの差別化を図ることとなりました。当時、サリューというサブネームが付いたり消えたりと、スタイル同様、アベニール自体の立ち位置がなんとなくふらふらしていたような気がしましたね。
そんな、個人的にはあまり良い印象を持っていなかった初代アベニールですが、私の知人に今も初代のずんぐりしたアベニールに乗られている方がいます。それもワゴンではなく、ライトバンのほうにです。うちにちょくちょく来てくださる80近くになるおばあさんなのですが、今までは彼女のクルマなどまったく気にもしておらず、ずっと古いADバンだと思っていました。先日、スイカを持ってきてくださったときに何気なく間近でクルマを見たら、アベニールとのロゴが目に留まり、初めてアベニールのバンだと気付きました。「あっ、これ、アベニールだったんだ」、「わからんけどニッサンだわ」。クルマについての会話はこれで終わりました。
農業をしておられる方で、自宅と畑が離れているから道具一式を常に車に積んでおられるとのこと。当然後部座席はずっと倒されたままで、荷室スペースはかなり汚いです。しかし、そのときに初めて初代アベニールのずんぐりしたスタイルがカッコいいと思い、スポーツカーの次にこれが来てもいいかなとも思ってしまいました。機能をフル活用されている状態のクルマってとてもカッコよく感じてしまうものですね。ちなみに彼女、いつも野良着で畑仕事をしていますが、すごい豪邸に住んでおられ、旦那さんは大きな会社を経営されている方です。たまに近所のスーパーでバッタリ会ったりしますが、そのときにはお互いのカゴの中に、たいてい半額シールが貼られた同じ刺身が入っています。目玉商品がさらに半額になるタイミングを狙って行くから時間帯と買うものがかぶってしまうんですよね。
先日、年金額が少ないからと不満を漏らし、新幹線で焼身自殺し、何の関係もない他人まで死なせてしまったという事件がありました。その人物の姉曰く、田舎に帰って畑仕事はしたくないと言って都会に留まっていたとのこと。考え方は人それぞれですから人のことをとやかく言うつもりはありませんが、なんだかやりきれない気分ですね。年金額が少ない、生活保護費が少ない、給料が少ない、ボーナスが少ない、果ては株価が下がった、もう生きていけない、どうしてくれるんだ!国内でも、中国でも、ギリシャでも、不平不満のオンパレード。いったいどの部分の歯車が狂ってしまっているんでしょうね。
アベニール タイプ2.0si:(PW10型)
全長×全幅×全高 : 4460×1695×1490mm
ホイールベース : 2550mm
車両重量 : 1210kg
エンジン : 直4DOHC 1998cc 140PS
(2015年7月13日)
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