懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






日産 1990 パルサー(N14型)


 1990年に日産から発売された4代目パルサー(N14型)です。4代目パルサーといえば3ドアハッチのホットモデル、GTI-Rの精悍な姿がすぐに頭に浮かびますが、このカタログは脇役ともいえる4ドアセダンと5ドアハッチ(セダン)のもの、ページをめくっていても結構地味な内容のカタログです。

 さて、この4代目パルサー、顔だけ見ればプリメーラとまったく区別が付きません。当時、いろいろな意味でプリメーラが話題となっており、またスタイルもセダンとしてとてもバランスが取れていましたから、同じ年に発売されたこのパルサーのセダンを見ると、どうも後ろ半分が不自然に見えてしまいました。これが3ドアハッチのパルサーだととてもバランスよく見えましたから人間の感覚って不思議なものですね。まあ、メーカーとしてもパルサーのメインは3ドアハッチと考えていたようで、CM等での露出もいちばん3ドアが多かったような気がしますので、その影響もあるのかもしれませんね。

 ところで、このパルサーの5ドアハッチ、カタログで「5ドアセダン」と記載されているように、セダンのイメージの延長線上にある5ドアハッチバックですね。同時期のクルマではコロナSFやスプリンターシエロもこの系統だと思います。同じパルサーの5ドアハッチでも、次の代のN15型はショートステーションワゴンというような感じの5ドアハッチバックになっていますね。

 一口に5ドアハッチと言ってもいろいろなパターンがあり、現行車種で言えばN14型パルサーのパターンがアテンザやプリウス等、N15型のパターンはインプレッサやアクセラ等ですね。それに加えて現在売れ筋のコンパクトカーはほとんどが「ショート・ハイト・ステーションワゴン」というようなパターンの5ドアハッチです。

 1965年に日本で初めてアローラインコロナの5ドアセダンとして5ドアハッチバックが登場して以来、各メーカーからいろいろな車種が出されましたが、5ドアハッチのクルマが人気車種となることはまずありませんでした。ところが現在は、基本的に販売されているクルマの大半がパターンの違いこそあれ、5ドアハッチバックのクルマです。時代も変わったものですね。

パルサー・5ドアセダン・GTI(HN14型)
全長×全幅×全高 : 4145×1670×1385mm
ホイールベース : 2430mm
車両重量 : 1110kg
エンジン : 直4DOHC 1838cc 140PS

(2012年8月31日)




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