懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版) |
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マツダ 1991 センティア(HDES/EP/5S/5P型) |
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1991年にマツダから発売された初代センティア(HDES/EP/5S/5P型)です。バブル期、各社が次々と5m級の高級セダンを発売する流れの中、マツダからもルーチェの後継として全長4925mmのフラッグシップサルーンとして登場しました。シーマ現象を巻き起こした初代シーマは全長4890mm、その後、初代セルシオ、二代目レジェンド、そしてこの初代センティアと、すべて初代シーマよりも大きいんですよね。大きいことは良いことだ、という当時の風潮がなんだか懐かしくなってきます。
さて、この初代センティア、売れたかどうかは別として、個人的には当時各社から発売されていた5m級高級車の中では一番カッコいいと思っていました。もちろんマツダびいきということもありますが、マツダ車ゆえに、当時の高級車からプンプン醸し出されていた“成金オーラ”があまり感じられない点がかえって上品に見えたんですね。まあ当時のマツダ車の場合、“成金オーラ”や“バブリー全開”といったイメージはすべてユーノス・コスモが担っていたので、このセンティアが余計に上品で落ち着いたカッコよさを醸し出していたのかもしれませんね。
個人的にはもっと評価されてもよいクルマだと思っていたのですが、いかんせん、当時のマツダはご乱心の時期で、同じクルマをアンフィニ・MS-9という車名でも販売していたんですね。フラッグシップとはもともと艦隊司令官が乗り込む旗艦という意味ですので、旗艦が二隻あって、それぞれに別の司令官が乗っているような一つの艦隊がまともな軍事作戦を遂行できるはずがありません。案の定、二隻の旗艦は両方とも沈没してしまいました。
あまり芳しくない末路を辿ったセンティアでしたが、やっぱりこのデザインは他の高級車とは一線を画すすばらしいものだったと思います。まあそれゆえに居住性やトランク容量も一線を画していましたが・・・。このクルマ、アクセラをちょっと点検に出したときに、短時間でしたが代車で借りたことがあります。その時の印象は、“カッコいい、デカい、低い、狭い”でした。アクセラもそれほど室内空間が広いほうではありませんが、センティアはさらに一回り狭く、圧迫感を感じるほどでした。デザインと居住性はなかなか両立しないものですね。
それにしてもアクセラの代車としてセンティアをあてがってくれるとは・・・、ちょっと得した気分でした。それに味を占め、ちょくちょく点検に出してしまい、その度にボラれてしまいます。ディーラーにとって良い鴨になってしまっていますね。
センティア・EXCLUSIVE(HDES型)
全長×全幅×全高 : 4925×1795×1380mm
ホイールベース : 2850mm
車両重量 : 1640kg
エンジン : V6DOHC 2954cc 200PS
(2012年4月13日記)
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