懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版) |
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マツダ 1992 ユーノス500(CAPP/CA8P/CAEP型) |
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1992年にマツダから発売されたユーノス500(CAPP/CA8P/CAEP型)です。マツダを大ピンチに追い込んだ悪名高き5チャンネル体制時に発売されたクルマなので、ユーノス500と言ってもピンとこない方が多いかもしれませんね。もしかしたらこのクルマを外車だと思っていた方もおられたかもしれません。はっきり言って印象の薄いクルマでした。
さて、このユーノス500、マツダご乱心の時期のクルマなので販売状況も芳しくなく、1代限りで消滅してしまったクルマでしたが、個人的には歴代マツダ車の中では五指に入るほどのカッコいいクルマだと思っています。20年近く前に発売されたクルマとはいえ、現在の感覚で見てもとても素晴らしいデザインで、カタログの“10年色あせぬ価値”という表記にも納得できてしまいます。もっとも、当時はユーノス500が“10年色あせぬ価値”を持ち続けたとしても、果たしてマツダが10年後まで存続しているだろうか、という状況ではありましたが・・・。
5チャンネル体制だけあって、クロノスの兄弟車は5種類ありましたが、このユーノス500だけが5ナンバーサイズ、そして唯一カッコいいと思えたクルマでした。あとの4台は・・・なんか変でしたよね。
それにしても当時のマツダはいろいろなクルマがありました。いろいろとありすぎてほとんど記憶に残っていないぐらいです。ユーノス・ロードスターとアンフィニ・RX-7はパッと思い浮かぶものの、後はどれも影が薄い存在でしたね。いや、影が薄いというよりも、存在すら知られていなかったクルマも多かったような気がします。それなのにマツダは5チャンネルでは物足らなかったらしく、アマティというプレミアムブランドも展開しようとしていたそうですから、ご乱心ぶりも筋金入りでしたね。そこまでして“マツダ”というブランドを隠したかったのでしょうかね?
まあ、5チャンネル体制の失敗は後々高い授業料を支払わなくてはならないことになってしまったものの、フォード傘下での経営再建後、本来のマツダらしいクルマがたくさん出されるようになりましたから、結果としてはあの失敗も良かったのかも知れませんね。
現在は各社とも過去の車種乱発体制を改め、極力ラインナップを絞る方向へ進んでいます。そして各社相互のOEM関係がとても活発になってきています。マツダ5チャンネル体制失敗の影響はマツダだけにしか及びませんが、メーカーの枠を超えた姉妹車が氾濫する状況というのはそれぞれのクルマにとってどんな影響をもたらすんでしょうかね。各社の主力車がOEMの対象となるようになったのは最近始まったばかりですので、ちょっと今後が心配ですね。
ユーノス500・20GT-i(CAEP型)
全長×全幅×全高 : 4545×1695×1350mm
ホイールベース: 2610mm
車両重量 : 1210kg
エンジン : V6DOHC 1995cc 160PS
(2011年2月11日記)
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