懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






日産 1992 マーチ(K11型)


 1992年に日産から発売された2代目マーチ(K11型)です。10年間という長期にわたって生産され続けましたので、まだ街中でもよく見かけますね。個人的には、初代の「マッチのマーチ」は好きでしたが、この型のマーチはなんだか女の子っぽくなりすぎているような気がして好きにはなれませんでした。しかしながらこのマーチ、よく売れていましたね。運転したことはありませんが、きっと良く出来たクルマだったんでしょうね。

 さて、日産マーチといえば、代々モデルサイクルの長いクルマとして有名です。初代と2代目が10年、3代目が8年と、まるで商用車のようですね。おかげで“マーチ”と聞くと、初代、2代目、3代目、それぞれに特徴的だったこともあって3台全てが頭に浮かびます。ところが、不思議なことに肝心の現行型が頭に浮かびません。タイ生産になったり、アイドリングストップが付いたりと、それなりに話題があったクルマなんですが、パッとクルマのイメージが浮かばないんですよね。まだ出たばかりでイメージが定着していないからなのか?いや、おそらく印象に残るデザイン上の特徴がないからでしょうね。

 それにしてもリーマンショックで大打撃を受け、東日本大震災で大打撃を受け、タイの洪水で大打撃を受け、この記事を書いている今、円相場が戦後最高値を更新しました。泣きっ面に蜂も、ここまで来るとちょっと気味が悪いですね。ゴーン社長は先日、このままでは国内は完全に空洞化してしまう、ということで、政府に円高是正を求めていましたね。あの方なら冗談抜きで、日産の全製造工場を本当に海外に移しかねないですから、政府もさぞびびったことでしょうね。

 ところで、自動車メーカーに限らず、先日パナソニックもTV事業を縮小し、千人規模での従業員削減を打ち出したようですね。さらにそれに伴い、TV用の半導体工場でも大規模な人員削減。これからどうなってしまうんでしょうね。

 こんなニュースばかり見ていたら、ちょっと昔のことを思い出しました。ご存知の方も多いと思いますが、今でこそ愛知県はトヨタのおかげで自動車産業が盛んなことで有名ですが、一昔前までは繊維産業が基幹産業でした。トヨタ自動車ももともとは、織機会社から産声を上げた会社です。

 当時は“ガチャマン”と言われ、織機がガチャンと一回鳴れば1万円の稼ぎが生まれる、とのことで織機で繊維の仕事をしている方は羨望の的でした。あれから数十年、今では織機のガチャンという音はなかなか聞かれません。

 織機を捨て、変わりに旋盤やプレス機を入れて自動車部品の加工業へ転身した方、内装部品の下請け業に転身した方、そのように自動車関連にすばやく転身された方は、またまた自動車産業の発展に伴って羽振りがよく、ガチャマン時代同様、羨望の的でした。

 さて、現在自動車業界が大ピンチ、次なる立ち回り方は・・・、ある知り合いの金属加工会社の方ですが、空いた倉庫にコンテナ型の水耕栽培施設を導入しました。野菜工場にして、レタスを作るそうです。彼いわく、「これからは生鮮野菜の地産地消だよ!」・・・・な〜んだ、私と同じじゃないか(もちろん彼にはそんな失礼なことを面と向かっては言っていません)。

マーチ3ドア・1000 i・z(K11型)
全長×全幅×全高 : 3695×1585×1425mm
ホイールベース : 2360mm
車両重量 : 750kg
エンジン : 直4DOHC 997cc 58PS

(2011年10月25日記)




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