懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版) |
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トヨタ 1992 スプリンターマリノ(AE100型) |
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1992年にトヨタから発売されたスプリンターマリノ(AE100型)です。カローラ店向けにはカローラセレスという、ほとんど相違点のない姉妹車がありましたね。車高の低いスポーティな4ドアハードトップが流行っていた時代とはいえ、カローラクラスにまでこのスタイルを持ち込んだことに当時ちょっとびっくりした記憶があります。
さて、このスプリンターマリノ、マリノというサブネームや『海へ、マリノ』というキャッチフレーズが少々意味不明ではありましたが、クルマとしては結構いいクルマだと思っていました。友人が1.6のXタイプに乗っていたので私も乗る機会がちょくちょくありましたが、世間で言われていたほど居住性は悪くなかったですし、後席が可倒式になっているのでスタイルから感じられるよりはずっと積載性も良かったと思います。
ちなみに友人のマリノ、私が乗る機会というのは、決まってスキーへ行くときでした。『海へ、マリノ』というキャッチフレーズとは異なり、『山へ、マリノ』でしたね。私はスキー道具を持っていなかったのでスキー場でレンタルしていましたが、その友人のスキー板は、ルーフキャリアではなく、トランクに収まってしまっていました。まあその友人、女性でしたからあまり長い板ではなかったのかもしれませんね。(その“友人”、金銭感覚が少々派手な方だったのでやがて一緒にスキーに行くこともなくなりました。まあ昔の話ということで・・・)
先日発売された新型カローラを見たうえでこのクルマを見ると、なんだかとても複雑な思いを抱いてしまいます。11代目カローラはカローラ史上初めてダウンサイジングを行ったとのこと。まあそれはそれでいいのですが、そもそも現在の国内版カローラの存在意義っていったい何なんでしょうね?このスプリンターマリノを含め、カローラファミリーは大衆車として我々日本人だけでなく世界中の人々に様々な利便性と安心感を提供してくれました。
今回のモデルチェンジで国内専用となった先代からさらに小型化され、ヴィッツ系のプラットフォームが使われるようになったそうです。狭い日本の道路に合わせて原点に立ち返るというようなコメントが出されているようですが、ヴィッツやアクア等、トヨタには狭い日本に合わせた素晴らしいクルマがたくさんありますので、何もカローラを頑なに5ナンバー枠に収める必要はないような気がします。世界中で愛されているカローラなのに、なんだか本家本元の日本仕様カローラだけがみすぼらしいカローラであるように思えてなりません。
東北復興支援の一環としてアクアの生産を東北で始めたときには個人的にもとても嬉しい気持ちになりましたが、今回のカローラについては、「あまり先のないような車種をなにも東北で造らなくても・・・」と個人的には思ってしまいました。せっかく“日本独自のカローラ”を造るのなら、新型カローラのスタイルでパワーユニットをアクアと共通のハイブリットシステムにすれば良かったのに・・・、と素人ながら考えてしまいます。あっ、もしかしたらトヨタも当然そのつもりなのかもしれませんね。
スプリンターマリノ・Xタイプ(AE101型)
全長×全幅×全高 : 4385×1695×1315mm
ホイールベース : 2465mm
車両重量 : 1060kg
エンジン : 直4DOHC 1587cc 115PS
(2012年5月18日)
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