懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






日産 1993 ローレル(C34型)


 1993年に日産から発売された7代目ローレル(C34型)です。高級感を前面に出したメダリスト系とスポーティなクラブS系の2本立てで登場し、メダリスト系には現在の感覚ではレクサスマークにしか見えない立派なL字オーナメントがフードマスコットとして光り輝いていました。ローレルの誇らしげなL字マークを見ると、最近話題になったスカイラインにインフィニティバッジがどうのこうのという問題なんてほんの些細なことに感じてしまいますね。なんといっても日産ローレルにはメーカーの枠を超えて高級感溢れる「レクサスバッジ」が付いていたのですから。

 さて、この7代目ローレル、全体的に控えめなスタイルではありましたが、走りは結構強烈でしたね。とはいえ、その気持ちのよい走りと引き換えに燃費の悪さはかなりのものでしたが・・・。昔このローレルに乗られていた知人がリッター6km、7kmという実燃費をずいぶん嘆いていました。よく彼の運転するローレルに乗せていただいたことがありましたが、燃費の悪さは彼の運転方法にも関係しているのではないか?と常々思いつつ、仕事の関係があった方なのいつも彼の運転及びローレルを褒めまくっていました。

 当時、シーマやセルシオが既に存在していた時期だったとはいえ、ローレルは立派な高級車。私自身、買おうと考えたことすらない手の届かない“大きなクルマ”でしたが、最近街で塗装の剥げかけたC34型ローレルを見ると、とても平べったい小さなクルマに見えてしまいます。このローレル、3ナンバーサイズになったとはいえ、全長で1cm、全幅で2cm5ナンバー枠からはみ出ているだけなんですよね。ほんの20年ほどの間で人間の感覚ってずいぶん変わってしまうものだと改めて実感してしまいます。

 同様に、これからの20年でもずいぶん感覚が変わるんでしょうね。東京モーターショーではまた新たなコンセプトカーがたくさん発表されました。燃料電池車や自動運転車が珍しくない存在となり、前1人、後ろ2人レイアウトのグライダーやハンドルのない電動コミューターが街中を走っている時代、きっとクルマやバイクだけでなく鉄道、自転車、徒歩も含めて、道路自体が高度で複雑な『交通システム』になっているんでしょうね。もしそのような時代になっても私の体が健康な状態であるならば、そんな『交通システム』の中をジャガイモをいっぱい積んだ一輪車(これも自転車と同じく“軽車両”です)を押しながら泥だらけの長靴で歩いてみたいものです。

ローレル・25メダリストVターボ(GC34型)
全長×全幅×全高 : 4710×1720×1380mm
ホイールベース : 2720mm
車両重量 : 1410kg
エンジン : 直6DOHCツインカムターボ 2498cc 235PS

(2013年11月28日)





(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)














★ご注意★
このサイトは個人の範囲で楽しむことを目的として作られております。
記載された内容は各メーカーには一切関係ございませんので、メーカーへのお問い合わせはお控えください。
またカタログの著作権は各メーカーに帰属します。
サイト内容に関する問い合わせは kuruma_maniacs■yahoo.co.jp(■はアットマーク) へお願い致します。