1998年にホンダから発売された2代目Z(PA1型)です。2代目とはいえ、車名が同じということだけで1970年に登場した初代Zとは何の関連もなく、初代の面影もまったくありません。UM-4(UNDERFLOOR MIDSHIP 4WD)と呼ばれる新構造とカタログで大きく紹介されていますが、ホンダの軽トラ・アクティは1983年から同じ構造のミッドシップ4WDを採用していますので、特にこれが新構造というわけではありません。
さて、このホンダZ、目新しいように見えて特に目新しい部分があるわけでもないクルマですが、私が今までディーラーで「エンジン見せて」とお願いして唯一断られたクルマです。軽トラなら荷台のメンテナンスハッチを開けるだけで見られますが、きっと面倒臭いのでしょうね。エンジンを眺めるのが好きな私にはちょっと残念なクルマです。
残念といえばこのクルマ、軽自動車ですが異様に価格が高いです。手元の価格表によると、1,148,000円から1,698,000円。完全にカローラクラスの価格帯ですね。『プレミアムな軽、はじまります。』ということでもうすぐ発売されるN-ONEの情報がチラチラ出されるようになりましたが、N-ONEの価格は1,150,000円からとのこと。ホンダって10年以上前にも今回同様、車名復活でプレミアムな軽をはじめていたみたいですね。
N BOXが結構売れているようですし、ビートの復活も社長が明言されているようなので、今後ホンダの『プレミアムな軽』がどんどん街に溢れてくると思いますが、軽自動車があまりにプレミアムになってしまうと軽の優遇税制についての議論がまた激しくなりそうですね。個人的には身近なクルマとして『プレミアムでない軽』をもっと充実させて欲しいと思っています。軽自動車に軸足を移しつつあるホンダ、今後はどんな展開をしていくんでしょうね。
ホンダ・Z(PA1型)
全長×全幅×全高 : 3395×1475×1675mm
ホイールベース : 2360mm
車両重量 : 960kg
エンジン : 直3SOHC 656cc 52PS
(2012年10月27日)
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