懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






スバル 1998 レガシィB4(BE型)


 1998年にスバルから発売された3代目レガシィのセダンタイプ、レガシィB4(BE型)です。レガシィといえば1989年の初代登場以来、スバルの看板車種として人気を博してきましたが、ツーリングワゴンの存在感がとてつもなく大きく、セダンはどちらかと言えば影が薄い存在でした。しかしこの3代目からはセダンに“B4”というサブネームが与えられ、以降、レガシィB4はスポーティセダンの代表的な車種として、ツーリングワゴンに劣らぬ存在感を保ちながら現在に至っていますね。

 発売当初のラインナップはターボのRSKとNAのRSのみ。どちらも“ようこそ、4WDスポーツの世界へ。”というB4誕生のキャッチフレーズとともに“4つのドアをもったプレミアムスポーツ”という形で用意されました。ピカイチの性能を誇りながらもこれ見よがしな大きな羽根やど派手なエアロパーツで固められているわけではなく、年配の方が乗られてもまったく違和感のないちょっと控えめなスタイルは、とても好感が持てますね。個人的にもとても好きなクルマの一台です。

 さて、このレガシィB4、3代目の大きな特徴のひとつに、5ナンバー枠に収まっていたという点があります。全長4605mm、全幅1695mmというサイズは、当時すでに3ナンバーが珍しくない時期にあっては、大きな特徴であると同時に、大きな魅力でもありました。現行レガシィがずいぶん大きくなってしまったことについては、いろいろと言われましたがまあ時代の流れということで仕方のないことなのでしょう。
 しかしながら、旧型レガシィからの買い替えで、新型レガシィを選ばずにインプレッサ・アネシスを選ばれる方が多いという話を聞きました。レガシィの大型化はもちろんいろいろな理由があってのことだと思いますが、昨今のダウンサイジング志向の流れは大震災によって更に拍車がかかると思われます。
 かつてのシビックの役割をフィットが担うようになったので、大型化したシビックは国内のラインナップから消滅、という事例が最近ありましたが、レガシィにはそのような方向へ進んでほしくないものですね。

 何はともあれ、このレガシィB4、クルマ好きを惹きつける魅力に溢れた素晴らしいクルマでしたね。質実剛健ながらピリリと辛味の効いたスポーティセダン、そういえばこのカタログに載っているRSKのボディカラーは、“マスタード・マイカ”という名称だそうです。ボディカラーにまで辛味を付けるとは、さすがスバル、やることが徹底していますね。

レガシィB4・RSK(BE5型)
全長×全幅×全高 : 4605×1695×1410mm
ホイールベース : 2650mm
車両重量 : 1440kg
エンジン : 水平対向4気筒DOHCターボ 1994cc 280PS


(2011年4月19日記)



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