懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






日産 1999 スカイラインGT-R(BNR34型)


 1999年に日産から『人に翼を』という印象深いキャッチフレーズとともに発売されたスカイラインGT-R(BNR34型)です。超人気車種ですので、たまに中古車屋で見かけてもびっくりするようなプライスタグが付いていますね。走行距離が少なく程度の良いものは、年式に関わらず当時の価格と同等か、それ以上のものもあるぐらいです。最後の“スカイラインGT-R”ですから、クルマ好きが特別な思いを寄せる気持ちも納得できますね。

 さて、私自身も個人的には、日産GT-RやレクサスLFAが発売されている現時点においても、クルマとしての存在感は今までに販売された国産車の中で、R34型GT-Rがナンバーワンだと思っています。現行GT-Rは“スカイラインGT-R”ではありませんから、これから新たな“日産GT-R”としての歴史を作っていくことになると思います。“日産GT-R”が伝説的なクルマになるのかどうかはこれから次第ですね。またレクサスLFAについては、性能は抜群なのでしょうが、なにぶん超高額で生産台数も極端に少ないですから、なかなかお目にかかる機会がありません。一度も見たこともないクルマに対しては、憧れたくても憧れようがありませんね。それに数年前に建替えた自宅よりも高価ですし・・・。

 このR34型スカイラインGT-R、友人が乗っていたので何度か運転したことがあります。とはいえ、超高性能車、それも人のクルマなので街中をゆっくり走っただけですから走行性能については私はまったくわかりません。ただひとつ、クラッチがずいぶん重かった記憶があります。高速道路やワインディングロードを走ればきっととても気持ちが良いのだと思いますが、街中ではあまり乗りやすいクルマではありませんでしたね。しかしながら乗りにくくても“GT-Rに乗っている”という満足感が得られましたのでやっぱりすごいクルマですね。

 ちなみにその友人、特別に高給取りというわけではない方でしたが、月給の半分以上をGT-Rのローンと維持費に充てていたそうです。彼曰く「GT-Rのために会社へ行っている」とのことでした。

 福沢諭吉先生が『学問のすすめ』で「人にはおのおの情欲がある。情欲が心身の働きを起こし、情欲を満足させることで幸福をなす。人はみな美服美食が好きで、それらを得るために働く・・・」というようなことを書かれていましたが、彼はまさに福沢先生の教えをそのまま実行していたような分かりやすい方でした。

 今、日本は元気がありません。福沢先生のおっしゃる『体・知恵・情欲・誠実さ・意志』をフル活用してこの危機を乗り切らなくてはなりませんね。世の中には福沢諭吉先生を100億人分寄付される方もおられるようです。最近すっかり情欲がなくなって守りの生活に入っていた私も、情欲を復活させようと思っています。

スカイラインGT-R(BNR34型)
全長×全幅×全高 : 4600×1785×1360mm
ホイールベース : 2665mm
車両重量 : 1540kg
エンジン : 直6DOHC 2568cc 280PS

(2011年4月4日記)




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